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板金エンジニアリングシステム

お客さま工場の中核になるソフトウエアです。
製品の完成形から製造工程をさかのぼりながら
全工程の加工ノウハウをデジタル化することで、
現場作業のスピードアップ、アセンブリー、
不良撃退、スキルレス化の効果をもたらします。

アマダが開発した板金エンジニアリングシステム“VPSS 3i”は、お客さま工場のスマートファクトリー化を進める工場改革ソリューションです。
“VPSS 3i”は全工程の加工ノウハウを付加したデータを作成し、工場内のマシン・ソフト・人をつなげて画期的な効果をもたらします。

特長

お客さまがお持ちの様々なCADデータを取り込み、展開図や溶接・曲げ・ブランク用の加工プログラムを作成することができます。
加工技術をデジタル化し、手戻りや加工不良のないモノづくりを実現します。

展開・プログラム作成時間を短縮

お取引先CADデータの有効活用により時短を実現!
2次元・3次元データを簡単な操作で展開図作成が行えます。特に三面図DXFデータからは、ワンクリックで立体化と展開図が作成され作業時間を大幅に削減できます。

製造現場での加工不良や手戻りを削減

製造コスト・リードタイム削減を実現!
溶接・組立→曲げ→抜き・切断と工程をさかのぼりながら間違えのない加工検討が行えるため、展開・加工不良による手戻りをなくすことで、各工程間の作業負荷を抑えた板金製造が可能になります。

板金加工特有のノウハウのデジタル化

現場の作業負担を減らし、滞りのない作業を実現!
板金加工特有のノウハウを立体モデルに組み込むことによって、現場作業の負担を減らし、現場作業の時短化・効率化を可能にします。

曲げ加工可否検証

  • 展開をする前に、まずは各パーツが曲がるかどうかを検証し、金型とワーク・成形・非板金部品との干渉がないかどうかを確認できます。
  • これによって、いざ現場で加工して見たら曲がらない、といったことを防ぐことができます。
  • 加工が可能な場合は、そのまま曲げ用のプログラムとしてデータを保存できます。

※VPSS 3i BEND併用時

展開図作成

アセンブリ上で干渉がなく各パーツが組み上がり、曲がることを確認してから、最後に展開図を作成します。加工して初めて気づく問題をプログラム段階で対処することで、加工不良や精度不良による展開図の作り直しなど、コスト・労力のかかかる作業を大幅に削減します。

■展開図の手動編集も可能です。

 

 

各CAMでのプログラム作成機能

ブランクCAM(VPSS 3i BLANK)

作成した展開図を元に、歩留まり良いネスティングデータを自動作成します。また、パーツ単位の自動割付(加工軌跡・吸着位置)はもちろん、手動編集・多数個取りなどの機能を使用して単品割付データを作成でき、割付データを再利用することが可能です。

豊富なシート・パーツ変種機能により、生産性を維持した連続安定加工を実現するプログラムを作成します。

ベンドCAM(VPSS 3i BEND)

各パーツの曲げ加工が可能かどうかを検証できます。曲げ順序・金型レイアウト・突き当て位置などを自動で決定します。成形・非板金部品も含め、 リアルな描画でのシミュレーションで加工を確認できます。作成したプログラムはマシンへと転送可能、段取りをすればすぐに加工が可能です。これまでマシンを止めて曲げ順序や使用金型を考えていた時間が必要なくなり、マシン稼働率を飛躍的にアップします。

さらに、新機能「AiBEND」を搭載。
曲げデータを作成する際に、過去にお客さまが作成した類似製品の曲げデータを参照することにより、お客さまの環境やスキルを反映した最適な曲げデータを作成することが可能になります。

※「AiBEND」の運用には事前設定が必要となります。

曲げロボット用ベンドCAM(VPSS 3i ARBEND)

アマダの曲げロボット(HG/EG AR)用の自動CAMです。加工プログラムの自動作成を実現し、使い勝手を大幅に向上しました。誰でも簡単にわかりやすい操作でプログラム作成時間を短縮します。またロボットの姿勢・動作を改善し従来CAMよりも加工タクトを短縮しました。

溶接CAM(VPSS 3i WELD)

アセンブリの立体モデルデータ(SEM)をもとに、FLW(ロボット溶接機)専用のプログラムを作成します。作成したプログラムはマシンへと転送可能、治具などの段取りと補正を行えばすぐに加工が可能です。マシンを止めて行うティーチング作業を最小限に減らせます。

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