深曲げ形状の曲げ加工
カバーには幅が狭く高さが有る形状(深曲げ形状)を使用することがあります。
このような形状は機械と干渉するため曲げ加工が出来ないので、分割して溶接することで製作します。
製品事例 : フロントカバー 材質 : SECC 板厚 : 1.6mm

課題
分割して溶接するには工数がかかる
・曲げたくても機械と干渉して曲がらない。
・分割して溶接にすると、パーツの位置決めと溶接部の仕上げ加工に工数がかかる。

解決策
深曲げ形状の曲げ戻し加工
底部に逃がし曲げ(逆側に曲げる)加工を施すと機械と干渉せずに曲げ加工が出来ます。 最終工程で逃がし曲げ部を曲げ戻す事で深曲げ形状の加工が可能になります。 逃がし曲げにはRパンチを使う事で、曲げキズとひずみを少なく出来ます。
加工工程
1:Rパンチを使用して干渉回避の逃がし曲げ加工
2:通常の90度曲げ加工
3:逃がし曲げ部をフラットパンチで曲げ戻し加工

