ザグリを使った位置決め
ボルトとナットによる接合方法は、薄板から厚板製品まで多用される信頼性の高い接合方法です。 しかし、ボルトが差し込まれるパーツの穴径は、ボルト径よりある程度大きいため正確な位置決めは期待できません。
製品事例:農業機械フレーム 材質 : SS400 板厚 : 6.0mm

課題
ボルト止めでの組立ては製品精度が出しにくい
・ボルトと穴の隙間でパーツの位置決めが難しい。 ・ナットの溶接に手間がかかる。

解決策
鍛造バーリングとザグリで正確に位置決め
ブランクマシンで加工する鍛造バーリングとザグリ穴を利用して位置決め固定します。 鍛造バーリングの突起部にザグリ穴を合わせることでパーツ同士の位置決めがしやすく簡単に精度の良い固定ができます。 また、ナットの溶接作業がなくなります。
鍛造バーリング加工とザグリ加工
〔鍛造バーリング加工〕

〔ザグリ加工〕

ザグリ部に鍛造バーリング部を差し込み位置決め
突起部がある事で精度の良い位置決めが容易
