FLW-ENSIS

Fiber Laser Welding

ファイバーレーザ溶接システム

更新情報

2021/3/16 FLW-ENSIS商品サイト開設!

ファイバーレーザ溶接のメリット

ファイバーレーザ溶接は歪みが違う

ファイバーレーザ溶接は従来のTIG溶接と比べ、材料に対する熱影響が少ないため、焼けや歪みを大幅に軽減することができ 溶接の後仕上げ工数を大幅に削減することができます。

ファイバーレーザ溶接は溶込みが違う  

ファイバーレーザ溶接は従来のTIG溶接と比べ、エネルギー密度が高く、狭く深い溶込みの「キーホール溶接」となるため、 深溶込みによる厚板(~t6.0)や薄板を低歪みで溶接するなど幅広い加工領域に対応します。  

ENSISテクノロジーによる溶接加工

FLW-ENSISではビーム可変ユニットによりレーザビームのモードを変化させることができます。
モードの変更は加工条件の切替により行うため、オペレーターによる光学系入替等の加工前段取りを伴わず、材質板厚に応じた 最適なビームコントロールを実現します。

【するどいモード】レーザ重ね溶接によるスポット溶接の置換

従来のスポット溶接では、ワークを挟み込む際に打痕が発生し、特にワークの意匠面側においてはの仕上げ工数が課題 となっていました。
FLW-ENSISでは、重ね溶接の際、レーザビームを絞り込むことにより熱影響を軽減し、非貫通溶接とすることにより、ワークの意匠面 側の仕上げ工数を大幅に削減することができます。

※動画再生時間:1分13秒

【なめらかモード】R面ビード溶接による仕上げ工数の軽減

ENSISテクノロジーによりレーザビームを広範囲に照射させることにより、滑らかなR面ビード溶接を実現します。
また、従来のレーザ溶接では、困難であった共付け時における隙間への対応力の向上が見込め、FLWの機能であるビームウイービング機構やプッシュプルフィラー機構と併用することにより、個体差のある製品に対しても裕度をもった対応が可能です。

※動画再生時間:58秒

FLW-ENSIS 機能のご紹介

従来のレーザ溶接では難しい、肉盛りの断続溶接を安定して行うことが可能です。
溶融池からフィラーワイヤを引き抜くことで、溶接加工終了点での安定したワイヤーカットを実現!
また、共付けとフィラー溶接の切替は、加工条件により指定できるため、多様な継手環境にも柔軟に対応することができます。


※動画再生時間:30秒

光学系の回転による機構を採用することで、従来のロボットウイービングと比べ高速での回転が可能です。
レーザ溶接特有のビードの細さを補うことができるため、隙間への対応向上や狙いズレの大幅軽減、フィラーの安定加工などに強みがあります。


※動画再生時間:33秒

加工ヘッド内部の集光レンズを上下させることにより焦点位置の変更ができます。
光を絞った低歪溶接から、光をぼかした角R溶接まで、ロボットの軌跡を変えることなく1段取りで複数条件設定が可能となります。


※動画再生時間:49秒

ティーチング時のワークディスタンスが視覚的にわかりやすいLED光クロスターゲットを搭載。
ヘッドに搭載されたCCDカメラの画像にて、ターゲット位置を把握し、ティーチングの作業性を向上します。

FLW-ENSIS 運用のご紹介


FLW-ENSISのロボットプログラムは、通常のティーチングでの作成はもちろん、専用CAMの用意がございます。
オフラインティーチングソフトとして、ロボットの軌跡を生成する他、実際の治具やワークとの干渉チェックにより後戻りのないデータ作成が可能となります。
また、プログラム作成中もマシン稼働が可能のため稼働率の向上に貢献します。

※動画再生時間:3分43秒

作成したプログラムデータの段取り情報をAMNC上にて閲覧が可能です。
VPSS 3i WELDで作成したデータの他、リピート生産用に実際に段取りをした写真やメモをプログラムと紐づけて保存可能。
段取り情報を体系的に記録することによって、誰でも同じ段取りでセッティングが可能となり、確実迅速なモノづくりに貢献します。


簡易的な治具セッティングによる段取りの位置ずれや、板金製品の精度に伴う個体差に対するプログラム修正支援機能です。
加工ヘッド内に搭載されたカメラによる画像処理を利用することでロボットの操作ができない方でも運用が可能です。
また、2個目以降の生産では、自動候補検出機能も活用することができます。

※動画再生時間:1分11秒

仕様詳細 

システムラインナップ

◆Model1:ロボット単体
◆Model2:ロボット+ポジショナテーブル
◆Model3:ロボット+走行台車+ポジショナテーブル
◆Model5:ロボット+走行台車+2シャトルポジショナ