曲げ加工の「自動化」の不安を
払拭します
最新のベンディングロボットシステムのご紹介
アマダは1986年にベンダマチック「BM100」を開発以来35年に渡りベンディング加工の自動化を進めてきました。常に目指しているのは板金加工の特徴である多品種少量生産でのベンディング加工の自動化です。
そのために、操作性・作業性、高精度・安定加工、長時間運転というテーマに様々な技術を開発し課題を克服してきました。
これらの課題を克服した、最新のベンディングロボットシステムをご紹介します。

高精度ベンディングロボットシステム
解決1. プログラム作成が簡単
専用のプログラミングシステムにより、ティーチングが不要です。
- アマダのベンディングロボット専用CAMにより、曲げ順、使用金型、金型レイアウト、ロボット動作プログラムを自動で作成することができます。
- 材料供給動作、曲げ動作、つかみ替え動作、加工品集積動作まで作成されるので、ティーチング作業が不要になります。
- 作成された曲げ動作はシミュレーション画面で事前に確認できるので安心です。
「面倒なロボットのティーチングが要らなくて、事前シミュレーションもできるなら、僕にもロボットを動かせそうだ!」

解決2. 操作が簡単
曲げ加工機とロボットの協調動作により、曲げ加工特有の難しい動きを自動で行うため、誰でも簡単な操作で正確な曲げ加工が可能になります。
- 曲げ加工機からの信号に同期し、ロボットが正確な追従動作を行います。
- L軸方向の位置決めは、バックゲージのセンサーによりロボットにフィードバックされ、正確な位置決めを行います。
- X軸(横)方向は「Xゲージ」に突き当てることで、正確に位置決めが行えます。

Xゲージ
「ロボットの動作は曲げ加工機と同期して行ってくれるんですね。
これなら煩わしい操作が減って安心だわ!」

解決3. 小ロット加工にも最適
リピート製品なら材料をセットしてプログラムを呼出すだけで運転を開始するので小ロットでも活躍します。
- 「Bi-S(自動角度センサー)」※1 により、1枚目より目標角度が出せるので小ロットでも安心です。
- 「LDカメラ」※2 がローディング台上の複数ワークの中から対象ワークを自動識別するので、多品種小ロット品の連続加工が可能です。
- 金型は「ATC(金型自動交換装置)」※3 により、ロボットのグリッパーはAGC(自動グリッパー交換装置)により、自動で交換を行います。
※1 HG-ARmはオプション
※2 オプション
※3 EG-AR、HG-ARs、HG-ARmに標準装備

Bi-S(自動角度センサー)
「小ロットの場合、製品ごとの段取りに時間がかかるから、ロボットによる自動化の効果が生かされるんですね!」

解決4. 様々なサポートで工数を削減
様々な仕組みで長時間の自動運転をしっかりサポートします。
- 「自動角度センサー」により、連続自動運転中の角度確認・補正が不要で安心です。
- 広い面積を確保する「製品搬出コンベヤー」※2 により、加工後の製品の滞留対策が可能です。
- 定期的な清掃は、「金型清掃装置」※2 で金型上の清掃も自動で行います。
- 先進のIoT技術により長時間運転をサポートする遠隔稼働監視が可能です。
さらに「IoTサポートサービス」を利用することで、遠隔診断による稼働サポート、早期復旧対応が可能です。

IoTサポートセンター
「これなら人が張り付かなくても、自動運転ができますね!工場全体も効率化できそうです!」

ご提案モデル
現在、ベンディングロボットシステムは、曲げ加工製品のサイズに合わせて4機種をラインナップしています。
電動サーボベンディングマシンEGをベースとした小物部品向けの「EG-AR」1機種と、高精度ハイブリットベンディングマシンHGシリーズをベースとした「HG-Rシリーズ」の3機種です。
ベンディングロボットシステムと各機種の加工範囲(ワークサイズ)

■ 主な特長まとめ
- 多品種小ロットから大ロットまでの生産に対応した自動曲げシステム。
- 段取りを自動で行い長時間の無人運転が可能。
- ベンディングロボット専用CAMにより外段取りが可能。