生産計画の見直しによる
納期遅延をなくしたい
生産の現状と課題
この20年間で、モノづくりの環境は大きく変化しました。短納期化、アセンブリー受注、変種変量生産が増えてゆく一方で、コスト・品質への要求はますます高まっています。
さらに、働き方改革による労働時間の制約などもあり、製造現場はとても厳しい状況になっているにもかかわらず、急な割り込み受注や納期変更などにも対応しなければなりません。
様々な要因により、当初作成した生産計画通りには行かず、作業担当者の負担が増えてしまうのが現状です。
このような問題は発生していませんか?
【管理者側】
① 取引先からの納期の問い合わせにすぐ答えられない
工場の製造進捗を確認するために、電話をかけたり、現場に出向く必要がある。
② 現場の負荷状況がわからない
前工程が終わるまで、手待ちが頻繁に発生してしまうことがある。
特定の工程や社員に、残業が偏っていることがある。
③ 加工工数がわからない
加工工数が分からないため、加工原価を正確に算出できない。
製品ごとの加工時間を正しく把握できていない。
【作業者側】
① 優先順位がわからない
今日何を加工するのか、優先順位が高い仕事がどれかわからない。
② 仕事量が見えない
今日どれだけの加工があるのか、定時で上がれるのかが、その日にならないとわからない。
③ モノ探しに時間がかかる
作業開始前に、材料や指示書、図面などを探すのに時間がかかってしまう。
④ 間接業務に時間がかかる
作業指示書や作業日報などの帳票の記入に時間がかかってしまう。
以上のように、納期と品質を守るためには、製造状況を正しく把握したり、仕事のボリュームを正しく認識する必要があります。
この生産全体に関わる課題を解決することは容易ではありません。どうしたらよいでしょうか?