【解決策1】
カス上がり対策は、
いますぐ金型を確認!!
カス上がりを低減する金型
【使用金型の事前確認】
① カスプッシュの確認
- お使いの金型にカスプッシュはついていますか?
- カスプッシュが摩耗していませんか?
カスプッシュは、打ち抜き時にカスを下へ押し出す働きをし、パンチの刃先と抜きカスの密着を防ぎ、カス上がりを抑制します。ただし、カスプッシュが摩耗していると正常に機能しないため、定期的な確認・交換が必要になります。
※カスプッシュは、アマダのΦ6以上、6mm幅以上のアマダ製金型に標準装備されます。

② PVダイの使用
バキューム装置がついている機械をお使いの場合は、PVダイの使用がお勧めです。
PVダイとは、ダイの刃先が複合テーパー形状になっており、抜きカスがダイに詰まりにくく、装置に少ない抵抗で吸引されるため、カス上がりに対し効果を発揮します。
※バキューム装置がついているアマダ製加工機…EM-NT,AE,EM-MⅡ,EM-ZR,EML,C1,ACIES,C1-AJ,ACIES-AJ,EML-AJ


【解決策2】
カス上がり・裏キズは
対策機能搭載の
「EM-MⅡ」で解決!!
小径~大口径までの
カス上がり防止機能
① 小口径用の「PV」、「AJV」機能
パワーバキューム(PV)はダイの内部から、エアジェットバキューム(AJV)はダイの下から強力なエアを噴射し、抜きカスを下方に吸引します。小口径のカス上がり対策に威力を発揮します。


パワーバキューム(PV)

エアジェットバキューム(AJV)
② 大口径用の「カスサクション装置」
ブロアーで抜きカスを吸引する機能。大口径のカス上がりを抑制します。

このような、「カス上がり対策機能+金型」を使用することで、カス上がりを抑えた加工を実現できます!!
裏キズ低減、安定加工で
下向き成形も実現
全面ブラシテーブルのため、材料移動時のバタつきや材料への裏キズを大幅に低減し、材料の高速移動時も安心です。
また、下向き成形加工後の材料移動時は、下向き成形加工部を潰さないために、タレット周辺のブラシテーブルが上昇し、成形部分をダイとの干渉から防ぐ「浮上式ブラシテーブル」機能を標準搭載しています。これにより、下向き成形加工部は別工程でタップ加工を行わなくとも、パンチ工程に容易に取り込むことでリードタイムを短縮することができます。
タップ金型のステーションを統合
タレット内にタップステーションを搭載し、タップ工程を統合しました。
従来機のマルチタップ機構ではタレットの横にタップが配置されていたため、4×8材ではつかみ換えが発生していました。タップ加工をタレット内に取り込むことで4×8材全域でつかみ換えなしで加工することができ、加工機内でタップ加工までが完結できます。リードタイムを短縮できるだけでなく、後工程で行う際のタップたて忘れなどのヒューマンエラーを回避できます。
その他タッピング金型の場合、どうしても金型サイズが2″で使えるステーション数が限られる、メンテナンスが大変といった課題がありましたが、MPTタップツールは11/4″サイズでタップ搭載可能ステーションを4つ備えることで、段取り作業が極力不要になります。
また、タップを使用しない場合普通の抜き金型のステーションとしても使用可能です。

マルチタップ:
タレット脇にタップ機構があり、パンチ部と加工範囲が違い、プログラムが複雑に…
タッピング金型:
金型サイズが2″のため、使えるセット数が限られることも…

タップ工程を統合するタップステーションを搭載
最新のパンチング加工機「EM-MⅡ」
で圧倒的なスピードと品質を実現
パンチング加工機「EM-MⅡ」は、パンチング加工で課題となる「カス上がり」「裏キズ」対策機能を搭載しています。
さらに、タップ工程はパンチング工程に統合することができ、課題解決と工程統合を両立した1台です。

