製造現場のムダを削減したい
製造の現状と課題
近年、製造に対する要求は、短納期化、アセンブリー受注、変種変量生産の増加とともに、コスト・品質への要求がますます高まっています。
さらに、急な割り込み受注や納期変更の対応など、様々な要因により、作業担当者の負担が増えています。特に、板金加工では、材料と工程管理が複雑なため、人に依存した工程管理に頼らざるを得ない工場も多いのではないでしょうか?
モノづくり現場の厳しい課題に素早く対処するためには、製造現場のムダを削減することが最も効果的な施策といえます。
このような問題は発生していませんか?
【管理者側】
- 工場の製造進捗を確認するために、電話をかけたり、現場に出向く必要がある
「製造進捗の把握に工数を取られていませんか?」 - 現場の負荷状況がわからない
各工程にどのぐらいの仕事量があるかが見えていない。
「特定の工程や社員に、残業が偏っていることがありませんか?」 - 加工工数がわからない
製品ごとの加工時間を正しく把握できないまま、加工を進めてしまっている。
「想定外の残業が発生していませんか?」
【作業者側】
- やるべき作業の把握に時間がかかる
今日何を加工するか、また、加工するプログラム・パーツがどこにあるかわからない。
「確認するために工数がかかっていませんか?」 - 1日の仕事量が見えない
今日どれだけの加工数があるか、定時で上がれるのか仕事量が見えない。
「当日にならないとわからないことはありませんか?」 - モノ探しに時間がかかる
「作業開始前に、部品・指示書・図面など、必要な情報を探すのに時間がかかっていませんか?」 - 加工以外の作業に時間がかかる
「ブランク加工後の仕分け作業や、着手・完了情報の入力に時間がかかっていませんか?」
以上のように、製造現場のムダを減らすためには、受注状況と仕事のボリュームを正しく把握する必要があります。しかし、これらは製造工程全体に関わるため、解決することは容易ではありません。それではどうしたらよいでしょうか?