第14回 公差 Part2
第4章-2
第4章 公差
2. はめあい公差
はめあいとは、穴と軸の組み合わせのことをいい、以下の3つがあります。記号で指示します。穴基準はアルファべットの大文字、軸基準はアルファベットの小文字で指示します。
① すきまばめ…穴と軸とを組み立てたときに、常にすき間ができるはめあい。
② しまりばめ…穴と軸とを組み立てたときに、常にしめしろができるはめあい。
③ 中間ばめ……組み立てた穴と軸の間に、実寸法によってすき間、またはしめしろのどちらかができるはめあい。
すきまばめ
しまりばめ
- 同一基準寸法に対して、穴および軸に対するはめあいの種類の記号、等級および公差を併記する必要がある場合には、下図の例にならいます。
- はめあいの表示方法は、はめあいの種類の記号、等級、および上・下の寸法許容差を記入します。
- 公差が穴または軸の全長にわたって必要でない場合は、下図の例にならいます。
図a
図b
※穴や軸に関するはめあいの詳細数値につきましてJIS規格をご参照ください。