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課題解決
提案

筐体のフレームを簡単に製作したい

現状

キュービクルや配電盤などの筐体は形鋼フレームを使用し製作しています。形鋼フレームの製造工程は、切断、切り欠き、穴あけ加工後に組み付け、溶接加工の流れになります。
加工部材を治具で仮組み付け後、対角寸法などを確認します。形鋼は一般公差が大きいためにバラツキが発生し、微調整が必要になります。
また、溶接加工を施すとひずみが発生し、ひずみ取りを実施して精度を出す必要があります。

形鋼フレームの切断、切り欠き、穴あけ加工

加工の課題

■形鋼フレーム製造の課題
  1. 形鋼は重く、切断、穴あけ作業が重労働になる。
  2. 形鋼は精度のバラツキが大きく組立作業に時間がかかる
  3. 組み立て、溶接時に治具を使うため、手間がかかる
  4. 溶接後のひずみ取りは熟練の技術が必要となる。
■形鋼によるフレーム製作例

1.形鋼を小型プレスなどで切断し、穴あけ、切り欠き加工を行います。

小型プレス

小型プレス

形鋼の切断、穴あけ、切り欠き加工

形鋼の精度がバラついているため、そのまま組み付けると製品精度自体に影響してしまいます。

2.形鋼の溶接は、治具で固定して行います。

形鋼の溶接

治具で固定し溶接する方法は、ひずみ取りも含め、熟練の技術が必要になります。