板金加工で自由度の高い生産が可能になる
加工の提案
これまで、プレス加工で行っていた製品の寸法を変更するには、R曲げ成形とビード成形の加工工程を、板金加工のブランク工程と曲げ工程に置き換えることで解決できます。
板金加工では最小1個からの少量生産が可能で、製品寸法の変更に対しても柔軟に対応でき、極めて自由度の高い生産を可能にします。
■ビード成形とR曲げ成形の板金化工程
1.パンチング加工機でビード成形加工を行う
ARFTビード成形加工※1は、ARFTローラー金型(ローラービード成形金型)を使用することで、高速加工でキズが少なく任意の位置に成形※2することができます。

2.曲げ加工機でR曲げ成形加工を行う
曲げ金型は特殊な「フラットパンチ」と「V幅の大きなダイ」を使用してFR曲げ加工※3を行うことで、滑らかでキズの少ないR面を任意の寸法に加工することができます。
また、分割金型を使用することで、成形したビード部をつぶさないように加工することができます。

※3 FR曲げ加工>詳しい動画はこちら
効果
■プレス加工と板金加工の生産性比較

※金型段取り時間を含みます。※マシン・作業者・作業環境等で時間は変わります。
■まとめ
補強のビード成形とR曲げ成形を板金化することで
- 設計に応じた専用のプレス金型が不要になります。
- 1個から作れる小ロット生産が可能です。
- 寸法を自由に変更でき、製品バリエーションを増やすことができます。
- 加工時の製品キズを減らし、塗装前の処理作業を低減できます。