狭いスペースで活躍する最新レーザ加工機

最新の小型ファイバーレーザ加工機 「BREVIS」(ブレヴィス)
■使い勝手の良い小型のレーザ加工機が、取引先の要望にきめ細かく応えられる
取引先の様々な要望に応えるには、要望を直ぐに形にして製品を送り出すことが重要です。そのためには、作り手の意のままに働く道具感覚で扱えるコンパクトで利便性の高い機械が望まれます。
特に、製品の開発・試作段階では、構造の複雑さ、金型の必要性などを考慮しながら構想を具現化することが、加工性やコストなどよりも優先となります。これらは、NC装置を搭載し緻密な動作を可能にするレーザ加工機であれば、開発や設計者の欲しい形状を自由に形にすることができます。

■大きさは従来のレーザ加工機の約1/3
小型の「BREVIS」なら、大きさは従来のレーザ加工機と比較して72%削減することができ、制限のある狭いスペースにも設置が可能です。


さらに、開発や試作、特急の仕事には、小回りの利く運用が必要です。
道具感覚の小型の加工機を運用することで、割り込み品などの急ぎの仕事に対し、生産計画を乱さず迅速に対応することが可能になります。
■フルカバー構造で安全性と省スペースを両立
従来のCO2レーザ加工機の開放型の加工ステージは、安全上エリアセンサーの設置が義務付けられ、本体以外にもセンサーの領域を含めた設置スペースが必要でした。

4×4材の運用例
フルカバー構造なら、加工機全体がすべてパーテーションで覆われるため、エリアセンサーが不要になります。
これにより、設置スペースは加工機本体分のみの少ないスペースで設置が可能になります。

エリアセンサーの領域が不要
■稼働時も非稼働時も省エネルギー
CO2レーザ加工機は消費電力が大きく、CO2レーザ加工機を設備する場合はキュービクルを増設する必要がありました。
ファイバーレーザ加工機は、消費電力がCO2レーザ加工機と比較し、わずか1/3と低消費電力のため、CO2レーザ加工機と入れ替えを行う場合、キュービクルの受電容量に余力をもつことができます。
機種 | CO2レーザ機 | ファイバーレーザ機 |
---|---|---|
受電容量 (チラー集塵機含む) |
92.5kVA (LC-1212A5) |
25kVA (BREVIS-1212AJ) |
また、ファイバーレーザ加工機は電源投入後、暖機運転をせずにすぐに加工することができることも大きなメリットです。
さらに、CO2と比較した場合ファイバーレーザは待機電力が非常に小さいため、電源を投入したままでも節電効果を得ることもできます。

■加工品質と生産性が大幅に向上
ファイバーレーザはビーム形状が非常に細く、材料への熱影響が少ないため、材料の溶け落ちがなくなります。これにより、加工品質が向上するとともに、バリ取りや酸化皮膜取りなどの後工程を低減し、生産性が大きく向上します。
極細加工部の拡大比較

従来のCO2機による加工

ファイバーレーザ機による加工
■初心者でも簡単に扱える
操作体系には最新のNC装置を採用し、図形の拡大・縮小や移動、回転、製品の割り付けなどがスマートフォン感覚で直感的に操作でき、初心者でも簡単に扱うことが可能です。

「BREVIS-AJ」の4つのコンセプト
■コンセプト
- コンパクト
- 省エネルギー
- オールラウンド
- ユーザーフレンドリー
3kWファイバーレーザ発振器を搭載し、様々な加工に手軽に対応できる小型のオールラウンドファイバーレーザ加工機です。
