曲げ作業の苦手意識を克服したい
曲げ作業に着手してから加工を始めるまでには、「段取り」と呼ばれる準備作業に時間を取られてしまいます。
曲げ加工に入ってからも、要求精度に達するまで計測・修正を繰り返す「試し曲げ」など手間のかかる作業を行う必要があります。
しかし、これらの面倒で難易度の高い作業をこなすベテランの作業者がいなくなったら、誰が曲げ加工を担当できるのでしょうか?
「曲げ作業は危険だからやりたくない」「曲げ加工は難しいから苦手」という作業者の負荷を、手の届く範囲で解決していく必要があります。
曲げ作業のどういう点が苦手だと思いますか?
1. 小物の曲げ作業
「何といってもケガが一番怖くて…。とくに小物の曲げ作業は、金型のそばに手がくるので苦手です。」
パート社員
2. 複雑な製品
「難しい曲げはまだ自信がないなぁ。金型はどれをどこに取り付けたらいいか分からなくなるし、芯出しの作業や曲げの順番も難しそうで不安です。」
曲げ初心者社員
3. 重たい製品
「私には9mmの板厚は重たくて持ち上げられません。曲げは簡単でも、重労働で体の負担が気になります。」
4.長い製品
「他にも長い3mの材料を一人で振り回すのは体力的にも厳しい。通り精度がでるかも不安です。」
シルバー社員
5. 操作が難しい
「機械は触ったことがないし、数値入力は難しそう。私につかえるか自信がありません。」
新入社員