腰痛を予防・軽減
するためのポイント
「腰痛予防対策指針」のご紹介
工場での腰痛の発生が比較的多い作業について、厚生労働省の「職場における腰痛予防対策の指針」をご紹介します。
指針の主なポイントは、「作業管理」「作業環境管理」「健康管理」の3つの管理と教育の実施、およびリスクアセスメント・労働安全衛生マネジメントを総合的・継続的に実施することが重要とされています。
<職場における腰痛予防対策指針の5つの柱>
- 作業管理
作業方法、作業手順、体制など - 作業環境管理
照明、床面、作業スペースなど - 健康管理
腰痛健診、腰痛予防体操など - 労働衛生教育
腰痛予防のための教育・指導 - リスクマネジメントと
労働安全衛生マネジメント
要因分析と対策実施
PDCAサイクル導入

作業別「腰痛予防対策」について
腰痛の発生が比較的多い作業については、具体的に作業別の「腰痛予防対策」が挙げられています。関連する作業を抜粋し、ご紹介します。
■立ち作業
- 不自然な姿勢での作業とならないよう、 作業機器や作業台は作業者の体格を考慮して配置します。
- 長時間立ったままでの作業を避けるため、 他の作業を組み合わせます。
- 1時間に1・2回程度の小休止・休息を取り、屈伸運動やマッサージなどを行いましょう。
- 床面が硬い場合は立っているだけでも腰に負担がかかるため、クッション性のある靴やマットを利用して、負担を減らしましょう。
■重量物取り扱い作業
- 重量物の取り扱い作業は、機械による自動化や台車・昇降装置などの使用による省力化を検討しましょう。
- 機械を使わず人力によってのみ作業をする時の重量は、男性は体重のおおむね40%、女性は体重の24%以下程度としましょう。
- 荷物は、 確実に持つことができるよう適切な材料で包装し、取り扱いを容易にします。 重量は明示するようにしましょう。
出典:厚生労働省 職場における腰痛予防対策指針より
作業負担軽減商品のご提案
アマダでは、作業者の負担を軽減する商品を取り扱っています。
腰痛対策など、作業者の負担軽減に取り組んだ優れた商品が開発されていますので、ご紹介します。
■アシストスーツ
<アルケリスFX> 立ち作業対策用
足腰の負担を軽減し、長時間の立ち仕事をサポートするアシストスーツです。
足に装着し、装着者の体重をスネとモモで分散して支えることで、長時間の立ち仕事を楽にします。

アルケリスFX
<マッスルスーツ Every> 重量物作業対策用
重い物の持ち上げや、中腰姿勢の保持など、腰の補助に特化したアシストスーツです。
人工筋肉の働きで、作業者の腰への負担を軽減し、製造現場の力仕事をサポートします。

マッスルスーツ Every
■足腰マット
立ち作業対策用
優れたクッション性で体重負担を分散し、足腰の疲労感を軽減するマットです。
切削切粉に強く、耐油、耐水性に優れています。
また、床からの冷気を遮断し、足の底冷えを防ぎます。

足腰マット