一体化の展開方法で
溶接加工を最小限に
加工提案
展開と曲げ加工の工夫により、製品の一体化の曲げ加工を改善する方法を提案します。
■ ワークを一体化する展開方法
溶接や仕上げ作業がやりやすい、平板同士の突き合わせ溶接個所で切断し、一体化にすることで溶接個所が減り、溶接作業の軽減と仕上げの低減が図れます。


■ 鈍角曲げの角度出し
オイルパンの製作は、その機能や形状により様々な鈍角曲げを含むため、角度の精度を出すのに大変苦労します。精度が悪いまま加工を行うとパーツ間のすき間が大きくなり、溶接時の補正作業がさらに大変になります。鈍角曲げを容易に行うには、曲げ角度センサー「Bi-S」を使用することで、簡単に精度よく繰り返し曲げ加工を行うことができます。


鈍角曲げ個所
<鈍角曲げ角度>
①②…162.52°
③④…157.73°
⑤……97.47°
⑥⑦…105.85°
効果
■ 生産性比較
一体化加工の生産性比較


※マシン・作業者・作業環境等で時間は変わります。
まとめ
★一体化の加工にすることで
- 溶接個所が減り、溶接作業と仕上げ作業を大幅に削減できる。
- 角度センサー「Bi-S」で、鈍角曲げも高精度に加工できる。
- 一体化により、パーツ管理や探す手間、間違いのリスクが減る。